MARSから予測されるAmazon (AMZN) の未来

3.22に公開されたMIT Technology Reviewの記事を掻い摘んで日本語でお届けします(一部に意訳と追記があります).MARSとは,以下の頭文字をとったもので,タイトルの通りAmazonの未来を説明する要素です.

  • Machine learning(機械学習)
  • Home automation(ホームオートメーション)
  • Robotics(ロボット工学)
  • Space exploration(宇宙探索)

Amazonが主催した招待制カンファレンスは,これまでのものとは一味違っており,新商品の発表などはなく,Amzonのブランディングすらなかった.

カンファレンスの表向きの目的は.ゲストらが自身の取り組みや情熱についてプレゼンし合うことであった.結果的には,Amazonの未来を覗かせるものであり,Bezosの計画が広範なものであることを示唆する会になった!

ゲストには,ノーベール賞受賞者,宇宙飛行士,デザイナー,俳優,パーキンソン病研究の支持者(Michael J. Fox)などが含まれており,このことからも未来のAmazonとMARSの繋がりが見えてくるだろう.

Amazonの既存製品のロードマップに関する議論が多く,議論に参加していた者の多くは,既にAmazonの事業に調和した企業から参加した代表的な立場の者であった.

  • スピーカーメーカーSonosのCEOと自動車メーカーFordのCTOがゲストとして呼ばれており,Alexaの音声起動ソフトウェアは,SonosとFordの製品に導入されている.
  • IntelのCEOは,将来Amazonの倉庫で使用可能な室内用ドローンの実演を行なった.
  • Sonde(音声録音によりメンタルヘルスと身体的健康の診断を可能とするAI企業)とSeismic(移動性を向上できるロボット服のメーカー)のプレゼンテーションは,Amazonのヘルスケア産業への参加をサポートした.

ここまでは予想の範囲内であるが,Bezosはより広範なプランを持っているようであった.

惑星科学者は,重力波とパルサーに関する最新の発見についてプレゼンテーションを行なった.重力波に関する研究は現在も進行中であるものの,重力に関するちょっとした理解の進歩が未来のイノベーションを形作ることをBezosは確信している.パルサーは,Bezosの一万年時計に影響を与える可能性があります.経営においても長期的な観点を持つことを重要視しているBezosは、一万年時計プロジェクトにおよそ4,200万ドルを出資しています.これが未来のAmazonをどのように形作るかは不透明であるが,Bezosが真剣なのは明らかである.

もっともメッセージ性が高かったのは,Bezosの熱意である.あたかも好奇心旺盛な少年が億万長者の起業家になったかのうように,カンファレンスすべてに出席し,すべてに注意を払っていた.最前列に座り,デモを行なったりもした.

イベント最終日の夜には,MARSと未来に対するBezos自身の考えについて演説を行った.

「黄金時代の幕開けにカンファレンスを開催せずにはいられないだろ!?それはとても楽しいものだし,誰も予測できないようなルネサンスの先端にいることを私は確信している.そのことに関して,私はとても楽観的だ」


いかがでしたか?Amazonに投資してみたくなりませんでしたか?株価の割高感はこれからも続くとは思いますが,壮大な計画を実現した暁には素晴らしい結果が得られると思います.Amazonと共に新しい時代を切り開いていくのも楽しいかもしれません.カファレンスの最後にBezosが残した言葉がこちらです↓

“I leave with a big kick in my step”

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