ヘルスケア産業におけるAmazonの可能性

Amazonはオンライン書店からはじまり,現在では多様性に満ちた企業になりました.2018年1月には,金融大手のJP Morgan Chase (JMP),ウォーレン・バフェットのBerkchire Hathaway (BRK.A)とのアライアンスを通して,ヘルスケア産業への参入を発表しました.この発表によると,米国で働く従業員を対象にヘルスケアサービスを手がける新会社を設立するということです.新会社の目的は,米国で問題となっている医療費の膨張を抑えることですが,ヘルスケア産業におけるAmazonのゴールは,それだけではなさそうです.

ヘススケア産業におけるAmazonの準備状況

現時点では,Amazonが掲げるヘルスケア産業におけるゴールは曖昧なものですが,L.E.K. Consultingが作成したレポートを確認すると,Amazonがヘルスケア産業で成功することが期待できる複数の事実が触れられています.

  1. 基本的なヘルスケアサービスを開始するために必要な資本,流通ネットワーク,テクノロジーは既に備わっている.
  2. 日本では,第1種医薬品の取り扱いを開始しており,薬剤師が適正利用を確認した上で注文が確定される仕組みを実現できている..
  3. ヘルスケア関連のポジションの採用を積極的に行なっている.
  4. アメリカの43の州において,医薬品取り扱いに関するライセンスを取得している.
  5. 卸売流通の許可をアメリカの12の州で取得しており,ホールフーズストアでの販売を開始する準備ができている(大規模な薬剤給付管理者になることも難しくはない)

ヘルスケア産業におけるAmazonのオリジナリティー

近い将来には,EchoスマートスピーカーとAlexaボイスアシスタントを利用することで,病院の予約をすることを考えているようです.更にその次のステップとしては,ビデオチャットを利用することで,医師との自宅カウンセリングを提供するも可能です.

また,既にネットショッピングで活用されている機械学習の技術を応用することで,人工知能に焦点を当てた医療システムを牽引すると予想されます.

最後に

製薬企業や病院にはできないこと(やらないこと)がたくさんあります.また,ヘルスケア産業に新規参入するAmazonだからこそできることがたくさんあるはずです.Amazonのような企業が参入することで,製薬企業や病院とは相乗効果を発揮することが可能だと思います.さらなる健康で豊かな社会の実現への貢献を期待したと思います!

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