教育用iPadの登場とAppleの未来

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2018年3月に新型iPadが発売されました!1年ぶりのリニューアルです.この記事では,新型iPadに期待すること等を記載します.

Apple製品の売上構成比率

2018年度第1四半期の業績(2017年10月-12月が対象)によると,Appleの売上構成比は以下のようになっています.

Serviceには AppleCare, Apple Payなどが含まれています.また,Otherには Apple TV, Apple Watch, Beats製品, iPod touch, アクセサリー製品が含まれています.

売上だけ見れば,iPhoneの会社ということになります.iPhone Xを含むiPhone全体の売上が伸び悩んでいることから,今後の成長に対する懸念があります.

中期的な成長を実現するためには,iPhoneの売上をV字回復させるか,売上比率の低い製品の売上を伸ばすかのどちらかが考えられます.可能性が高いのは,Apple WatchとiPadの売上を伸ばすことだと思います.

2018年3月に発売された新型iPad

2017年3月に発売された一つ前のiPadと比較してみます.

 新型iPad (2018.3)旧型iPad (2017.3) 
CPUA10 FusionA8iPhone 7 / 7 Plusでも採用
Antutuスコア16万5,000点13万5,000点処理速度は上昇
Apple Pencil対応非対応
画面9.7 インチ同左
容量32 or 128 GB同左
バッテリー10 時間同左
重さ469g同左Wifi モデルの重さ
価格37,800 円同左Wifiモデル32GB (税抜)

大きな変更点として,CPUの変更とApple Pencilの対応があります.なお,新型iPadはBluetooth Keyboardには対応していますが,iPad Proで使えるSmart Keyboardには対応していません...

教育市場を意識したiPad

Apple Pencilに対応したことで,教育市場のシェア奪還が期待できます.紙のノートやプリント配布が不要になるのは色々なメリットがあります.

学校向けについて,iPadは35,800円,Apple Pencilは9,800円で提供するとプレスリリースを出しており,製品の対象市場を意識させていることがわかります.

現状はというと,少し以外でしたが,GoogleのChromebookが65%程度の端末シェアを持っており,完全に負けています.

Googleは,Google Classroomというクラウド型サービスを提供しており,このサービスでは,教材作成,配布,授業時の管理などを行えます.一方のAppleはというとGoogle Classroom並みに洗練されたアプリを提供できていません.これが端末シェアに現れていると考えられます.

Apple もこのことは理解しているため,iPad向けに提供しているアプリを洗練するだけでなく,教育現場で使いやすくなるよう機能や管理機能を追加することで,端末とアプリの両方について,教育現場のニーズを満たそうとしています.

iPadを教育市場に浸透させるためには,教育現場のニーズを汲み取ることが重要であることは言うまでもありません.また,iPadの導入による改善が実感できることも必要だと思います.

Appleには,iPadを通して,企業としてのさらなる成長を期待しますが,それだけではなく,教育現場の改善も期待したいと思います!

Appleの株価は?

過去5年のチャートです.比較対象として,NASDAQ総合指数とハイテク産業に投資可能なETFであるQQQをプロットしています.

2017年10月末に大きく上昇してからは,ほぼ横ばいで推移し,その後,乱高下を繰り返しています.2018年3月末現在では,2017年10月末の株価と同じくらいになっています.

(Yahoo! Finance より)

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