ペプチドリームがペプチスターへの追加出資を決定

4/1にペプチドリームのIR広報ブログが更新されました.内容はペプチスターへの追加出資についてです(会社からは3/30に発表されています).なお,ペプチドリームについては,こちらの記事で簡単にまとめていますので,よろしければご覧ください.この記事では,ペプチスターに関する簡単なまとめと,今回のIRの考察をしてみたいと思います.

ペプチスターって?

一言で言えば,「特殊ペプチド原薬の受託製造会社(CMO)」です(素人にはよくわかりませんよね).

ペプチドリーム,塩野義製薬,積水化学工業の3社の共同出資(各社1億円)により,2017年9月1日に設立されました.

ペプチドリームでは,「特殊ペプチド医薬品」と呼ばれる次世代医薬品の研究開発を行なっています.この特殊ペプチド医薬品の原薬を国内で製造するために設立されたのがペプチスターです.国内のみならず世界各国に輸出することを目指しています.中分子医薬品の原薬製造を日本発の新産業として成長させていくという希望を背負っています!

医薬品原薬製造の市場は,世界で5兆円と推定されていますが,ペプチスターでは,その8割にあたる売上高4兆円を目指すとコメントされています.ペプチドリームの時価総額は6,000億円程度なので夢がありますね!

ペプチスターへの追加出資

今回は,創業3社が同額の18億円を追加で出資します.さらに,新たに14社が資本参加することが予定されているそうです.追加出資後の筆頭株主に変更はなく,創業3社の出資比率は17.3%ということです.

新たに14社が資本参加

現時点で社名は公開されていませんが,国内外の製薬企業と製造関連企業であることは間違い無いでしょう.現時点でペプチドリームが研究開発の提携している企業は,国内6社(塩野義製薬含む),海外12社です.おそらく,特殊ペプチド医薬品の研究開発で提携しているこれらの提携企業が中心だと予想されます.

臨床試験を開始できているのは,1プロジェクトしかありませんが,医薬品としての可能性を高く評価しているからこそ,ペプチスターへの追加出資を行なっているのだと思います.SNSを拝見すると,特殊ペプチド医薬品について否定的な投稿を見かけることがありますが,根拠が乏しいため,あまり参考にしない方が良いでしょう.実際に特殊ペプチド医薬品を扱っている製薬企業の多くが高く評価しているようなので安心して良いのではないでしょうか?

直近のペプチドリームの株価は?

ここ5日間のチャートです.

(Google Finance より)

3/29に5,780円で年初来高値を更新していますが,3/30には5,470円に株価を下げています.取引終了後の15:30に適時開示として,ペプチスターへの増資発表がありました.

ニュースなしで4.87%の下げです.このようなことは良くあるので,私は買い時と捉えています.ちょっとしたネガティブニュースがあれば更に大きく下げることがあるので,その際も買い時です.直近では,3/18に5,080円まで株価が下落しましたが,2週間足らずで700円(13.8%)の上昇です.今後も5兆円を企業目指して成長していくと予想しています!

それにしてもペプチドリームはIR活動が上手いと思います(決して上からではありませんよ笑).現在の時価総額を実現・維持できているのは,単に業績だけではなく,巧みなIR活動があってこそだと思います!

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