研究開発費226億ドル(およそ2.5兆円)のMegaTech

(引用:https://www.datawrapper.de/_/sMaWo/)

米国籍企業の2017年研究開発費ランキングが公開されていました(赤がテクノロジー企業で,それ以外の企業は灰色です).

やっぱりAmazon!

1位はAmazonで226億ドル(およそ2.5兆円)でした.これまでフォルクスワーゲンが世界のトップでしたが,2017年はAmazonが1位に輝きました!Amazonが2017年に投資した研究開発費は,2016年から41%増加しています.増加率もアメリカ国内でトップでした!

カンボジアのGDPが200億ドル程度ですので,1企業の研究開発非としては凄まじい額です.2位のAlphabetは166億ドル(およそ1.8兆円)でしたので,Amazonの研究開発費いかに大きいかわかります.

トランプ大統領から攻撃を受けたAmazonですが,研究開発を通してアメリカ経済に貢献していると言えるでしょう.

Amazonの研究開発費の行方は?

Amazonはアメリカ国内だけでなく,海外にも独自の研究開発拠点を持っており,特許出願の取り組みを積極的に行っています.

研究開発部門に巨額の投資を行うことで,AWS (Amazon Web Service) やAmazon Alexaなどの技術・ビジネスを伸ばしつつ,Amazon Go(Amazonのレジなしコンビニ)の店舗数の拡大などにも注力しています.その姿勢は,Amazonの様々なテスト展開にも現れていると言えます.

その代表例が,Amazon GoとAmazon Booksです.

Amazon Goって?

2018年1月に一般公開されたAmazon Goは,AIやComputer Visionを駆使することで,レジでの精算なしで食品など購入できる革新的なコンビニです.レジはありませんが,スタッフが全くいないわけではなく,説明係りとなるスタッフが入口に常駐しています.アルコール売場にもスタッフがおり,商品補充やキッチンスタッフなども含めると,日本のコンビニよりも従業員が多いそうです.ということで,アマゾンゴーは赤字らしいのですが,テストは継続しています.

Amazon Booksって?

Amazon Booksはアメリカ国内に15店舗ありますが,本を売って儲けることが目的とは考えられませんAmazon Booksの商品陳列はとても斬新です.なんと全書籍の表紙を正面に向けています!売り場面積をとるので一部だけならわかりますが,全部です.カスタマーレビュー,予約注文数,売上データなどを参考にした分類を行なっており,この点も通常の本屋には真似できません.陳列されている本には,価格表示が一切されていないらしいです.さらにAmazon Booksでは,現金を使用できません笑

日本との違い

ちなみに日本一の研究開発費を投じているのは,トヨタ自動車ですが,年間の研究開発費は100億ドル(およそ1兆円)です.また,日本は自動車メーカーがトップ3を独占しており,それ以下は家電メーカーと製薬メーカが混在しています.ハイテク企業が上位を独占するアメリカとは明らかに違ったものになっています.

最後に

Amazonは失敗を恐れず,巨額の研究開発費を投じています.この姿勢が小売業だけでなく,様々な業界に改革をもたらし始めています.時価総額70兆円を超えるAmazonですが,今後も成長し続けることは間違い無いと思います.それは多くの投資家が確信しており,株価の変動が全てを語っています.割高と言われることの多いAmazon株ですが,割高でない成長株はありませんし,そこまで割高とも思えません.Amazonへの投資は,これからでも遅くはないと思います.

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